根拠のない自信と加害者意識の欠如
2018/09/20
同じ工場に強姦罪で逮捕された人間がいたので、
どうしてそのような事件を起こしてしまったのかを尋ねてみた。
そうした犯罪に走ってしまった理由に関しては、
明確な答えを得ること出来なかったのだが、
事件の経緯を聞いているうちに、あることに気づいた。
それは加害者意識の欠如。
その人間は人気のない夜道に潜み、通りかかった女性を背後から襲い、
茂みの奥へと引きずり込んでいたそうなのだが、
その際、一番始めにまずチョークスリーパーをかけてから、
女性の耳元で「どうする?騒ぐか?」と尋ねるという。
大抵の女性は黙って首を横に振っていたそうなのだが、
そうした反応をその人間は同意と勘違い、いや、履き間違えていた。
「全然嫌がっている様子ではなかったですよ。助けを求める素振りも見せず、
静かにしてましたから」
その言葉に対し俺は、
「あまりにも怖過ぎて硬直していただけだろ。
だからその証拠に被害届けも出ている。
お前、逆だったら怖いと思わない?人気のないところで、
いきなり背後から首を絞めれらたら」
と返した。
その人間は「確かにそうですね」と言って苦笑いを浮かべていたが、
一体どこまで理解してくれたかはわからない。
こういった主張は、ただ自己正当化する為の詭弁であるなら
まだいいのだが、本気でそう思い込んでしまっている場合は、かなりやっかいだ。
その意味不明な何の根拠もない自信を、根本からぶっ壊してやる必要がある。