性犯罪を通じて考えること

先日、愛人クラブを経営している４０過ぎの人間に
撮影だと騙されてホテルに連れ込まれ、レイプされたという相談を受けたのだが、
話を聞いていて本当に腹立たしい内容だった。
しかも、その子はまだ右も左もよくわかっていない十代だったから尚更だ。
別に俺も若い女性は嫌いではないが、レイプまでしたいとは全く思わない。
こういう人間こそチ○コを切られるべきかもしれないな。
今回、このような活動をするようになり、いろんな話を
直接聞くようにもなれば、関連したニュースにもまた自然と目が行くようにもなったが、
思いの外本当にえぐい話が多く、毎回驚かされ、考えさせられる。
そんな中でも一番に驚かされたことといえば、
見立 真一が過去にレイプをしていたという話だ。
工藤 明男がただ見立憎しの感情で暴露しただけなのか、
それとも義憤に駆られてしたことなのか、それは俺にはわからないことだが、
きっと彼が考えていた以上に俺達後輩連中に与えた衝撃は大きかっただろう。
今現在、世間が見立に対してどのようなイメージを抱いているのかは知らないが、
俺が今回の事件で逮捕されるまで見立 真一に対して抱いていたイメージは、
俺なんかとは違って、硬派で、かっこいい先輩というもの。
めったに酒は飲まないし、トレーニングなど体を鍛えることにも熱心で
食事にも気を遣う。
薬物に対して毛嫌いしているところなんかは俺以上だったと思う。
実際、薬物に手を出した人間がいれば殴ってでもやめさせていたぐらいだしな。
だから、ギャンブルをやっていたということでも驚きだったのに、
その上あの話だろ。
面会時に聞かされたときは本当に驚いたとしか言いようがなかった。
その事実を知った後、一体どこまでの人間が知っていて、なぜ内緒にしていたのか
その理由をすぐに知りたくて、まず最初に一つ年上の先輩が
面会に来てくれた時に尋ねてみた。
その先輩は「俺も驚いた。逆に今日まで内緒に出来ていたことがすごい」と話していた。
次に見立 真一と同学年の先輩に尋ねてみたところ、
「別に内緒にしようという話にはなっていなかったけど、（黙っていることが）
暗黙の了解みたいな感じだったな」とのことだった。
もっと早くにそのことを周りが知っていれば、仲間内に対しての
見立 真一の求心力、発言力に何かしらの影響が出ていたことは間違いない。
俺としてももっと早くに知りたかった。

今回の裁判を通じて、國田正春が薬物事犯で逮捕歴があったことも初めて知ったし、
仲間内だと言っても結局は今回のように嵌め合ったり、内緒事ばかりだ。
まあ、そんな俺自身も父のことや交遊関係など、周りには話してこなかったことも
多々あるから、そこはあまり変わらないのかもしれないが。

俺は関東連合というもの、特に上の世代を少し美化し過ぎていたのかもしれない。
実際は自分の足元すらしっかりと見えていなかった、正にそんなところか。
俺自身も本当にださいものだ。
毎日考えさせられることばかりで、その度自分にも苛つく。