時代と感覚の変化
当然、刑務所内には性犯罪で来ている人も大勢いる。
中には強姦、またそれ以上の罪を犯し、
無期懲役という判決を受けている人も。
先日、年配の受刑者の人がこんなことを言っていた。
「僕が旧監獄法時代に名刑(名古屋刑務所)に勤めていた頃は、
性犯罪で逮捕された人は皆(捕まった罪名を)隠していた
もんだけどな。いじめられるから。
ここでは結構皆普通に話しているでしょ。
こういうのも時代なのかなと思ったよ」
もちろん中には隠している人もいる。
が、その受刑者の人の話だと恥知らずにも
自慢したりしている人達もいたようだ。
また、本当に罪を犯しているにも関わらず
再審を試みようとしていた人もいたそうで、
弁護士の紹介を求められたこともあるとも言っていた。
再審をする権利は皆にあるので、
自分本位だと言われてしまうかもしれないが、
同じように再審に賭けている俺からすると、
そういった人達と一緒くたんにされたくはないという
気持ちも本音としてはやはりある。
性犯罪者といっても、本当に様々なタイプの人がいるものだ。