屈さない姿勢、生き方
2017/08/20
アメリカの疾病管理予防センターによると、
アメリカ人女性の19.3%が過去にレイプ事件に遭った経験があると回答したそうだ。
(被害者の約80%が25歳以下で、そのうちの約40%が
18歳前にレイプ被害を経験)
また、「被害を公にすることで注目を浴びることに抵抗を感じる」
「加害者からの復讐が怖い」
などという理由から、レイプ被害の約70%は被害届けが出されてないという。
(アメリカでは、被害の申告が少ない上に証拠も乏しい為、
結果的に実刑判決を受ける人数は少なく、レイプ加害者100人のうち、
実刑判決を受ける割り合いはたったの一人)
どれも驚くべき数字だ。
以前、慶応生達によるレイプ事件についてこのコラムで触れたが、
こういった現状を知ると、世間から注目を浴びることや
加害者からの復讐を恐れずに警察に相談をした被害者の方は
本当に逞しく、強い女性だと思う。
それはフリージャーナリストの山口敬之からのレイプ被害を
訴えた方も然りだ。
その何事にも屈さない姿勢、生き方。尊敬に値する。
「ジャーナリストとして事件を追いかけた。
沈黙し、法律や捜査システムを変えなければ、
私たちは皆、この犯罪を許しているのと同じでは」
詩 織
「強くなりたい?
それならば流れに逆らって泳ぎなさい。
そして、自分の水路を見つけなさい」
ココ・シャネル
(ココ・シャネル99の言葉/徳間書店)